繰り返すヒアルロン酸注射のゆくえ「汚い顔では失礼!神田うの炎上」止まらない美容医療の

私がヒアルロン酸注入に反対する理由

 

あなたを美腸内フローラで若返らせる!NRサプリメントアドバイザー&看護師 布施公予です。

 

神田うのさんの発言がネットで炎上しているようです。
私はこの手の芸能ニュースに疎いのですが、何人かのお客様より質問を受けました。

 

1つ質問です。
以前に公予さんは

「ヒアルロン酸注入はしない方が良い。」

と、ブログに書いておられてのですが、最近友人がヒアルロン酸注入してとても良い感じに仕上がっていました。最近では神田うのさんも40歳を超えたらエチケットだ!!と……。

以前からタルミもとても気になっているので、ヒアルロン酸に興味があるのですが、もう少し詳しく公予さんの見解を聞かせて頂けませんか?
急ぎませんので、お時間のある時によろしくお願いします。

 

私は基本「ヒアルロン酸反対派」です。
なぜなら・・・

 

・取り返しが付かない副作用が起こる可能性があること
・結果に満足がいかず、注入が止められなくなること
・過剰に入れすぎた場合、たるみが加速すること
・注入後、凸凹になってしまう可能性があること

 

美容医療とは、美しくなるために行うものです。
しかし私は、上手くいかない患者さんも多く見ています。
大抵の場合、失敗されて泣き寝入りし、病院を渡り歩き、多額な治療費を費やすことになってしまいます。

 

レーザー治療や光治療のようなものは重篤な副作用は起こりにくいのですが、「注入系」の治療はトラブルが付きものです。
だから慎重に選択していただきたいと思っています。

 

本日は・・・私がヒアルロン酸反対の理由をお伝えしたいと思います。
しかし、これはあくまで私の主観です。
腕の良い医師による成功例が多いのも事実です。

 

美容整形はマナーなの?

 

神田うのさん曰く・・・

 

私は目も鼻も整形してません。私がやっていますのはヒアルロン酸とベビーコラーゲンです。
40歳を過ぎた周りの友人達はみなさんエチケットとしてやっていますね。これは整形ではなくいわゆる若返りです。
老け込んだ汚い顔は失礼になります。

 

まあ、これは当然炎上しますよね。

 

エチケット・・・失礼・・・

 

「自然に老けることがいけないっていうの!」

 

女性の反感を買うことを前提に話をしているような気がします。
そんな発言をしてまで、注目を集めなくても良いと思いますが・・・

 

神田うのさんの様な著名人はお金もありますし、腕の良い医師も抱えられますし、たとえ失敗したとしてもやり直しが利くかもしれません。

 

しかし、私達のような一般人はリスクを抱えてまで行う治療ではないと思います。

 

 

ヒアルロン酸注入の副作用

 

ヒアルロン酸にはいくつかの副作用がありますが、ここでは主なものを取り上げたいと思います。
(美容外科のHPには、安全で副作用がない治療とうたっているところも多いです)

 

【血管閉塞】

ヒアルロン酸注射の副作用で最も重要なものは「血管閉塞」です。
ヒアルロン酸が間違って血管内に入ってしまうと、ヒアルロン酸が血管を閉塞させてしまい、その周りの部分が潰瘍を起こしたり壊死してしまいます。

特に怖いのが目と鼻。
眉間や目の上には血管が集中しているため、世界でも50例ほどの失明の報告があります。
また、ヒアルロン酸注射で一番治療がしやすく効果が出るのが「ほうれい線」ですが、ほうれい線の下にある動脈の枝が小鼻に栄養を行き渡らせているため、この血管に注入してしまうと血液の流れをせき止めてしまい、鼻に血液が行かなくなってしまいます。

もし、血管を閉塞させてしまった場合は、すぐにヒアルロニダ−ゼ(ヒアルロン酸溶解注射)を注入し、ヒアルロン酸を分解しなければいけません。
しかし、副作用の兆候がわからず時間が経過していまう場合も多いものです。

 

【凹凸が目立ってしまう】

ヒアルロン酸の失敗のもうひとつに「凸凹」があります。
シワにそって均一に注入すればそんなことは起きにくいのですが、量が不均一だったり、皮膚の状態に適したヒアルロン酸を選択しなかったことにより引き起こされてしまいます。

 

やり過ぎてしまった結果

 

人間はやり始めると「もっと、もっと」と丁度良い状態が分からなくなります。
不自然な頬の膨らみですよね。

入れすぎたヒアルロン酸は重くなり、重みを支えきれなくなった結果・・・
(特に高齢になると、弾力がなくなった皮膚はヒアルロン酸を支えきれなくなります)

いわゆるヒアルロン酸顔になってしまいます。

 

これが私の反対理由です。
最初の頃はとても綺麗に仕上がり、満足がいくかもしれません。
しかし、ヒアルロン酸は吸収されるため繰り返し注入する方がほとんどです。
残存したヒアルロン酸が凸凹になり「やりました顔」になってしまう訳なのです。

 

女性ならば誰もが「老けたくない」という気持ちがあります。
ただ、それは自分の中で解決すれば良いことです。
自然に老けることは、決してマナー違反でも失礼でもありません。

 

ただ私もできれば老けは最小限に抑えたい。
そのために書いているこのブログです。
これからもお役立ち情報さがしていきますね!

The following two tabs change content below.
布施 公予
株式会社ナースキュア代表 1970年、東京都生まれ。順天堂医院・消化器外科病棟看護師出身。看護師、内視鏡技師、介護支援専門員として、計15年間で、延べ1万3千人の患者をケアする。 ・2015年 株式会社ナースキュア設立 NRサプリメントアドバイザー取得。 ・2016年 腸内環境サプリ「ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖」発売。 ・2017年 美容家インフルエンサーとして活動開始。インフルエンサーマーケティングを企業に指導。 [現在の活動・実績] 2015年11月より腸内環境を改善する「マイクロバイオーム」の研究を開始する。2017年1月より腸内環境改善サプリメント「ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖」を販売開始。年齢と共に低下する腸内環境を改善し、「健康」と「若さ」を手に入れるために、自身のブログ「胃腸良子のアンチエイジング・サプリメント外来」にて、美容、健康情報を発信中。また、美容インフルエンサーとして、WEBマガジン(スキンケア大学)、コラム(DRESS)、ブログ等にて、ライターとして記事を執筆・監修も行う。 [ブロガーとしてのコンセプト] =「健康」に関する不安や悩みを解決する=さまざまな情報があふれる現代、エビデンスや医療知識に基づいた正しい健康情報こそ、本当に価値あるものになります。現場での医療経験、自身で積み重ねた研究を元に、医療のプロとして、エイジングや健康への不安を解決する情報を発信していきます。 [趣味・特技] 腸内環境を改善するレシピ作りが趣味。プライベートでは、20歳、18歳、11歳の男子を育てるスパルタ教育ママとして、個性を尊重した教育を実践中。また、スキューバダイビング歴20年。世界10カ国以上を訪れた経験あり。特技は、食べても太らない体質作り、老けない美容術を身につけること。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。